脂質異常症を知ろう〜 動脈硬化との関係〜
脂質異常症は動脈硬化の危険因子
私たちの体に必要な3大栄養素は、炭水化物、タンパク質、脂質です。そのうち脂質は、体を構成する材料(コレステロール)になったり、エネルギーとして使用・貯蔵(中性脂肪)されるなど、大切な役割を担っています。 しかし、生活習慣の乱れなどにより血液中の脂質が多くなりすぎたり、バランスが崩れてしまうと「脂質異常症」となり、動脈硬化の危険性を高めます。
脂質異常症の診断基準値
脂質異常症かどうかは、血液検査でLDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪の値をチェックします。このうち、1つでも基準値にあてはまれば脂質異常症と診断されます。 診断された場合は、まず生活習慣の振り返りから始めてみましょう。
※脂質異常症の治療方針は、個人の状況によって管理目標値が異なります。自分の目標値についてはかかりつけ医に尋ねてみてください。
生活習慣全体を振り返ってみよう
脂質異常症には、生活習慣や遺伝因子など様々な要因がからみ合っています。また、動脈硬化は脂質異常症だけでなく、高血糖や高血圧、肥満なども関係しています。 薬を飲んで治療している方は、かかりつけ医と相談しながら治療を続けることが大切です。