生活習慣病
家庭での血圧の測り方
最近は、ご家庭で血圧を測る方も増えてきました。 ただ、「測るたびに値が違うので、どれが本当の自分の血圧なのかわからない。」という方もいらっしゃるようです。 まずは、お持ちの血圧計の説明書に従い、条件をそろえて、正しく測ることが大切です。 そして、測った値を記録しておきましょう。 家庭での血圧が135/85mmHg以上なら、高血圧の疑いがありますので、放置せず、かかりつけ医に相談しましょう。 また高血圧に対して治療中の方は、家庭血圧の測定値によって自己判断で薬の中止や増減をせず、まずはかかりつけ医に相談しましょう。
家庭での血圧の測り方Q&A
- Q.血圧計の種類は?
- A.上腕に腕帯を巻いて測る血圧計(上腕カフ−オシロメトリック法)がいいとされています。わからなければ、薬局、販売店などで尋ねてみましょう。
- Q.測る部位は?
- A.
上腕で測るタイプの血圧計を選びましょう。
手首や指で測る血圧計もありますが、測り方や人によっては誤差が大きいようですので、お勧めできません。
測る時は、上腕を心臓の高さに維持しましょう。
- Q. いつ測るの?
- A.朝は、起床後1時間以内、排尿後、座位で1〜2分間の安静後、服薬前、朝食前に測りましょう。
晩は、就寝前、座位で1〜2分間の安静後に測りましょう。
測る時は、会話を交わさず、静かな環境で測りましょう。
毎日同じ条件で計るのがポイントです。
- Q. 測る回数は?
- A.朝と晩の1日2回測定します。朝・晩とも血圧は2回測り、その平均の値を血圧値とするのが理想ですが、 1回しか測定できなかった場合には、その値を血圧値とします。できるだけ長期間測定しましょう。
日本高血圧学会編「家庭血圧測定の指針 第2版」を参考