糖尿病教室〜糖尿病ってどんな病気?〜
糖尿病ってどんな病気?
糖尿病は血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が継続して高くなり、その結果さまざまな合併症を引き起こす病気です。
身体のエネルギー源として利用されるブドウ糖を血液中から細胞の中に取り込むためには「インスリン」というホルモンが必要となります。
インスリンの量が低下したり、効きが悪くなったりすると、細胞にブドウ糖を取り込めなくなり、血液中のブドウ糖が多くなります。すると、血糖値が高いままになり、このような状態が長く続くことで将来的に全身にさまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。
糖尿病の合併症について
糖尿病による高血糖の状態が続くと血管が傷つき、その結果さまざまな合併症を引き起こします。
糖尿病に特徴的な合併症として、眼の合併症「網膜症」、腎臓の合併症「腎症」、「神経障害」があります。重症化すると失明、透析や足の切断につながります。
血糖値の状態を知るための血液検査項目
高血糖状態が続いていないか、糖尿病予備群になっていないか、血糖値やヘモグロビンA1c(HbA1c)を定期的にチェックすることが大切です。血糖値はその時点での値ですが、HbA1cは、過去1〜2か月間の血糖値の平均を表しています。