福岡市健康づくりサポートセンター

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皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満の違いは?

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肥満とは体重に占める脂肪の割合(体脂肪率)が多すぎることを言います。体脂肪率の正常範囲は、男性で15〜25%、女性で20〜30%とされております。また肥満は、「皮下脂肪型肥満」と「内臓脂肪型肥満」に分けられます。「皮下脂肪型肥満」は、主に下半身の皮下に脂肪が蓄積され、肥満の体型から「洋なし型肥満」と呼ばれています。「内臓脂肪型肥満」は、腹腔と内臓(腹腔内)に蓄積され、肥満の体型から「リンゴ型肥満」と呼ばれています。

「皮下脂肪型肥満」は、外見から判別しやすいのですが、「内臓脂肪型肥満」は、腹腔内に脂肪が蓄積されるため外見からの判別が難しい肥満といえます。一見して痩せているのに内臓脂肪が蓄積されている「隠れ肥満」の方がおられます。

脂肪の多さと生活習慣病の発症しやすさの関係を、皮下脂肪と内臓脂肪に分けて調べた研究では、「皮下脂肪型肥満」より「内臓脂肪型肥満」の方が、脂肪細胞から分泌される物質の影響により、動脈硬化を引き起こす原因となります。 「おへその高さで測った腹囲」との関係で見ると、男性は85cm、女性は90cm以上で「内臓脂肪型肥満」と判定されます。

「皮下脂肪型肥満」でも、睡眠時無呼吸症候群、関節痛、月経異常のほか、動脈硬化とは関係のない病気の危険があります。適正体重にする努力をしましょう。

水太りって本当にあるの?

健康な成人の体内の水分は約60%。余分な水分は尿や汗として排泄されるので、水で太るということはありません。水はノンカロリーなので気にせず補給しましょう。

肥満は遺伝するの?

両親とも肥満でない場合、子どもが肥満である割合は約1割、両親のうち一方が肥満だと約4割、両親ともに肥満だと約7割の割合で子どもが肥満だといわれています。確かに骨格や太りやすい体質が遺伝することも考えられますが、同じ環境で暮らしていることで食習慣や生活パターンが似てきて太りやすい生活をしているとも考えられます。つまり遺伝と環境の両方が原因となっていることが多いのです。

ウォーキングと筋肉トレーニングはどっちが痩せる?

ウォーキングは体の中に酸素を取り入れながら、脂肪を主なエネルギー源として消費する有酸素運動の代表選手です。余分な脂肪を減らすにはウォーキングが適しています。一方筋肉量が多いと基礎代謝が増え、安静時のエネルギー消費量が増えるので、筋肉トレーニングで筋肉量を増やすことも減量には効果的です。

サウナで痩せられる?

サウナや入浴では汗をかくため、見た目の体重は減ったように感じますが、これは「脱水」によるもので、残念ながら脂肪が減っているわけではありません。汗をかくことで血液が濃くなり、血栓の危険が増えるため、必ず水分補給を十分行ないましょう。

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